あすけんが「しんどい」と感じた瞬間
ダイエットを始めようと決意したとき、多くの人が最初にダウンロードするのが「あすけん」などのカロリー計算アプリだ。僕もその一人だった。37歳、九州の工場勤務。6勤3休のシフト制で、日勤と夜勤を繰り返す毎日。「このままじゃまずい」と思い立ち、意を決してあすけんをインストールした。最初は「よし、これで痩せるぞ!」と意気込んでいたものの、数日経つとだんだんしんどくなってくる。
毎食、食べたものを一つひとつ検索して入力する手間。メニュー名が見つからなければ、似たようなものを探して近似値を入力する。外食やコンビニ弁当だと、正確なカロリーがわからず「だいたいこのくらいかな…」と入力するのだが、その「だいたい」がストレスになる。そして何より、少しでも食べすぎると画面に表示される「赤字」や、キャラクターからの厳しいアドバイス。それを見るたびに、「またダメだった…」と凹んでしまう。
食べるという本来楽しいはずの行為が、まるでテストの採点を受けているような気分になり、次第に食事が楽しくなくなっていった。夜勤明けに疲れ切った体でアプリを開き、昨日食べたものを思い出しながら入力する作業は、正直に言って苦行だった。
正直に告白すると、僕は過去に3回、カロリー計算ダイエットに挑戦しては挫折している。1回目は2週間、2回目は1週間、そして3回目はたった3日。最後の方は、アプリを開くことすらストレスになり、アンインストールしてしまった。
誤解しないでほしいのは、あすけんというアプリ自体を否定しているわけではないということだ。細かく数値を管理するのが得意な人や、目標に向かってストイックに頑張れる人にとっては、これ以上ない最高のツールだと思う。実際、あすけんで結果を出している人はたくさんいる。ただ、僕のようなズボラで、シフト勤務で生活リズムが不規則な人間には、どうしても合わなかった。それだけのことだ。
カロリー計算をやめて、何に切り替えたか
カロリー計算が続かないと悟った僕は、発想を転換することにした。「数える」のではなく、「置き換える」ことにしたのだ。具体的には、普段の食事の中で、少しだけ体に良さそうなものにシフトしていくという、とてもゆるいアプローチだ。完璧を目指さない。7割できれば十分。そのくらいの気持ちで始めた。
僕が実践した5つの置き換えは以下の通りだ。
- 清涼飲料水 → ブラックコーヒー+緑茶(水筒持参)
工場勤務の休憩中、つい自販機で加糖缶コーヒーやジュースを買っていたのをやめ、家から水筒を持参するようにした。最初は物足りなかったが、1週間もすれば慣れてしまった。 - 菓子パン → さつまいも+プロテインパンケーキ
朝食や小腹が空いたときの定番だった菓子パンを、腹持ちの良いさつまいもや、自分で焼いたプロテインパンケーキに変更した。さつまいもは食物繊維が豊富で、腸活にも一役買ってくれる。 - お菓子 → 果物+ブラックチョコレート
夜勤明けの疲れた体で食べていたスナック菓子を、バナナなどの果物や、カカオ成分の高いブラックチョコレートに置き換えた。甘いものを完全に断つのではなく、「質を変える」だけだ。 - 適当な食事 → 食物繊維たっぷりカレーの作り置き
休日に、きのこや豆類、根菜をたっぷり入れたカレーを作り置きし、平日の食事のベースにした。一皿で食物繊維も野菜もたんぱく質も摂れるので、ズボラな僕にはぴったりだった。 - 水分不足 → 水をたくさん飲む
意識してこまめに水を飲むようにした。工場内は空調が効いていて意外と乾燥するので、水分補給は体調管理の基本でもある。
ポイントは、「何かをやめる」のではなく、「何かに置き換える」ということだ。我慢や制限ではなく、少しだけ質の良い選択肢にシフトする。この間、カロリーは一切数えていない。しかし、結果的に見れば、摂取カロリーは自然と抑えられ、カロリー収支は改善されていたはずだ。無理に制限するのではなく、質の良いものを選ぶことで、自然と適量に落ち着いていったのだ。
なぜ「腸を整える」と痩せるのか
僕が実践した「置き換え」は、結果的に「腸活」になっていた。食物繊維の多い食材、発酵食品、水分——これらはすべて、腸内環境を整えるための基本的な要素だ。では、なぜ腸を整えると痩せやすくなるのだろうか。
その鍵を握るのが「食物繊維」と「腸内細菌」の関係だ。食物繊維をたっぷりとると、腸内の善玉菌がそれをエサにして発酵し、「短鎖脂肪酸」という物質を作り出す。この短鎖脂肪酸が腸のL細胞を刺激すると、「GLP-1」と呼ばれるホルモンが分泌される。GLP-1は別名「満腹ホルモン」とも呼ばれ、食欲を自然に抑えてくれる働きがあると言われている。つまり、意志の力で食欲を我慢するのではなく、腸内環境を整えることで、体が自然と「もう十分だよ」とサインを出してくれるようになるのだ。
また、食物繊維を先に食べることで、食後の血糖値の急上昇(いわゆる血糖スパイク)が抑えられると言われている。血糖値が安定すると、無性に甘いものが食べたくなるような衝動が減り、結果として間食が減る。僕自身、食べる順番を「野菜→たんぱく質→炭水化物」に変えてから、午後の間食欲求が明らかに減った。
さらに、腸内環境が整うと睡眠の質も向上すると言われている。腸内細菌はセロトニンの前駆体を産生しており、セロトニンは睡眠ホルモンであるメラトニンの原料になる。しっかり眠れるようになると、食欲を増進させるホルモン(グレリン)が減り、食欲を抑えるホルモン(レプチン)が正常に働くようになる。夜勤のある僕にとって、睡眠の質の改善は体重管理以上に大きな恩恵だった。
もちろん、「消費カロリー>摂取カロリー」で痩せるという物理法則は正しい。カロリー収支は大原則だ。しかし、そのカロリーを毎日細かく数える必要はない。腸を整えれば、体が勝手に食欲を調整し、自然と適正なカロリー収支に導いてくれるのだ。
結果:3ヶ月で-4kg
この「カロリー計算なし・腸活メイン」の生活を続けた結果、僕は3ヶ月で4kgの減量に成功した。厳しい食事制限も、辛いジム通いも一切していない。工場勤務で毎日15,000歩ほど歩いている(通勤+仕事中の移動)というベースはあるものの、特別な運動を追加したわけではない。
最初の2週間は、体重計の数字はピクリとも動かなかった。「やっぱりカロリー計算しないとダメなのかな…」と不安になったが、3週目に入った頃から、明らかにお腹の調子が良くなり、便通が改善された。朝、自然とスッキリ出るようになったのだ。そして1ヶ月が過ぎた頃から、少しずつ体重が落ち始めた。
変化の順番は、便通改善 → 肌の調子が良くなる → 日中の気分が安定する → 体重が減る、という流れだった。体重が減ったこと以上に嬉しかったのは、日中の気分が安定し、体が軽く感じられるようになったことだ。カロリーの呪縛から解放され、食べることを純粋に楽しめるようになった。
カロリー計算なしのダイエットアプリ「MindFlow Diet」
この実体験をもとに、僕は「カロリー計算をしなくても、自然と健康的な習慣が身につくアプリ」を作りたいと強く思うようになった。そして開発したのが、「MindFlow Diet」だ。実は、僕自身がこのアプリの開発者だ。カロリー計算に3回挫折した自分のために作った、というのが正直な動機である。
このアプリでは、面倒なカロリー入力は一切不要だ。代わりに、「食事・運動・睡眠・ストレス」の4つの習慣をシンプルに記録するだけ。完璧を目指す必要はない。「7割できればOK」というゆるいスタンスで、日々の小さな変化を可視化していく。
アプリ内には、僕が実践してきたような56種類の腸活レシピや、無理なく続けられる30日カリキュラムが内蔵されている。さらに、AIコーチがあなたの記録をもとに、優しく伴走してくれる。全機能が無料で使えるので、「とりあえず試してみる」のハードルは限りなく低い。
もし今、あなたがカロリー計算に疲れ果てているなら、一度「数える」のをやめてみてほしい。そして、腸を整えることに意識を向けてみてほしい。体はきっと、良い方向に変わっていくはずだ。
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食事・運動・睡眠・ストレス管理の4つの習慣から腸内環境を整える、無料のWebアプリです。135食品の栄養素自動計算、56種の腸活レシピ、AIコーチ機能つき。
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